くるみ

パレードのくるみのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
4.0
死後の世界。
この世に未練があって成仏できない人たちが会いたい人を探したり、やり残したことを達成することで次の世界へ進むまでを描いた話。

冒頭のシーンが衝撃的だった。
あの瓦礫の山、どうやって撮影したんだろう。
震災から13年経った今日、観る作品として選んだことになんだか縁のようなものを感じた。


最初は「韓流ドラマの『ミッシング』に設定が似てるなぁ」と思いながら観ていたけれど、同じような設定の作品はそこそこ多い。
オリジナリティがあってよかった。

主演キャストに長澤まさみをはじめ、坂口健太郎、横浜流星、そして寺島しのぶにリリー•フランキーという、錚々たる顔ぶれ。
「Netflixすごい…!!」としみじみ思った。

長澤まさみの息子役の少年も幼少期の神木くんを彷彿とさせる可愛さ。
長澤まさみと息子のシーン、森七菜と親友のシーンで涙腺がジワジワ緩んだ。
ただただイジメ主犯格に天罰が下ることを祈るばかり。

こういう作品を観ると、生きているときに周りへの感謝をちゃんと言葉にするようにしようと思ったり、後悔しないようにやりたいことをやろうと決意するきっかけになっていい。
終わり方も個人的には好みだったし、主題歌も素敵だった。

作中に登場した何気ない台詞だが、「テレビは流れるものだが、映画は残るもの」という言葉が妙に印象的だった。
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<< 追記 >>
Filmarksで人様のレビューを読ませていただき、綾野剛がカメオ出演していることを知りました!
贅沢すぎる!もったいない!!笑
これから観る方は最後の映画館のシーンをぜひ探してみてください。
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