pukapukatobacco

パレードのpukapukatobaccoのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
4.1
死んでしまったものの、この世に未練がある人たちが集まる不思議な空間。やり残したことや、会いたい人に会うためにあの世に行けずにとどまっている。

内容的にも、別れと死がテーマなのでライトな作品ではないけど、観賞後は少し気持ちが暖かくなる作品。
親と子、友達、恋人。
人によってやり残したことは様々だけれど、どれも繊細な心情で描かれていた。
設定として、時に都合良いところもあったかもしれないけど、でも最後には希望もあって個人的には好きなエンディングだったなと。

森七菜が良かった。
あの大人メンツの中で、ちょっと違う存在感がきちんと出ていて、映画の展開としても良い人物像だったかなあと。


そして野田洋次郎。
やっぱこの人すごい。ラッド世代だけど改めて実感。エンドロールも本編が昇華される良いものでした。