pukapukatobacco

百花のpukapukatobaccoのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
3.7
冒頭から始まる母と子のどこか微妙な空気感。
それが絶妙に緊張感と不安感を煽り、菅田将暉淡々とした感じがどこか怪しい。

アルツハイマーを患っている母、忘れていく記憶に対して、子供の方は思い出し、忘れることのできない記憶。
苦痛な記憶を一方的に忘れられてしまう悔しさと、愛する母が記憶をなくしていく悲しさが入り混じった、海辺でのシーンは良かった。


ただ母の疾走した理由が、もうちょいひねってくるかと期待してしまったのでやや低め。