海老シュウマイ

パレードの海老シュウマイのレビュー・感想・評価

パレード(2024年製作の映画)
1.0
やっぱりこの「パレード」を美しく、あるいはメランコリックに、そしてエモーショナルに読み解く余裕が私にはまだないですよ。
この「大勢の人々」を可視化されてしまうと、不快な何かが込み上げてきてゲボ吐きそうになる。

そして、学生運動(沖縄闘争)やフィルム映画、映画劇場など単なるおっさんの「ノスタルジー記号」をみせられるのは苦痛であり、
そんなんだから沖縄の状況は何も変わらず、映画劇場はどんどん消えていくんじゃないか。藤井道人にとっての「新聞記者」もそれらと同レベの単なるbuzzの一つでしかなかったのか?とまで思わされてしまう。

そして何より、
″フィルム/映画館文化の素晴らしさをNetflixの独占配信という形で表現する″
って最高にアイロニカルというか欺瞞というか、端的に言えば作り手たちの薬物検査をしたくなるレベル。