広島カップ

ルックバックの広島カップのレビュー・感想・評価

ルックバック(2024年製作の映画)
3.7
小学四年生の藤野は漫画が好きで自らも四コマ漫画を描く少女。彼女は同学年で閉じ籠りの女の子の京本と出会う。彼女も漫画を描きしかも藤野が嫉妬するほどの画力を持っていた。二人が出会い大人になって行く物語。

特に物語前半の小学生の頃の二人の描写が瑞々しくほろ苦い青春ストーリーになっている。好きな漫画に夢中になる二人、藤野が京本のことを閉じ籠りだからといって特別視していないことにホッとさせられる。同じ漫画好きという間柄で通している辺りに、子供達の世界はイジメなど無く皆こうあってもらいたいと感じる。
作画的にも舞台となる小学校が良く描かれていた。

大人になった二人、後半はなんだか例の京アニの事件を思い起こさせてしまうのは残念だった。
広島カップ

広島カップ