このレビューはネタバレを含みます
原作未読
略奪匂わせデキ婚(入籍前に流産)した嫁が、
若い不倫相手を孕ませた旦那に捨てられる話。
序盤の空気の悪さはとてもよかったし、
匂わせSNSの正体が主人公だったのは
素直に驚いた。
でもチェーンソーを使わないと
辿り着けない床下に水子の物が
埋められていたことや、
不審火エピソードに必然性を感じられず、
ちょっと調べたら原作から
だいぶ改変されていた模様。
そして原作のほうがかなりおもしろそう。
映画にする上でのエピソード取捨選択が
徹底できなかった印象。
途中で主人公が甥っ子に
胸を鷲掴みにされるシーンがあり、
男児による無知または無邪気を装った
性加害が話題になる昨今、
このシーンはどういう意図で
入れられたものか判然とせず。
それによって流れた子を思い出したとか、
旦那の不貞相手を思い出したとかなら
理解できるし、
このことで家族仲のありようが
もっと強調されるとかでも
理解できるのだけれど……。
そういうそぶりは観られず。
もっと言えば、
本作に於いて主人公の入浴シーンでの
バストトップは必要だっただろうか。
旦那のときには映っていなかったので
気になった。
役者たちはみんなよかった。
