#家出レスラー を観ました
プロレスはにわかだけれど好きですが、女子は全く追えていなかったのでむしろスターダムの歴史をざっくりと105分で追える物語として観ましたね
プロレスは競技でもありながらも興行でもあるという特殊な格闘技ということもあり、映画でも他のスポーツ作品とは一線を画した作品が生まれやすいと思います
ボクも結構感動してしまいました……プロレスの持つ熱さを堪能できる作品ですね
また現役レスラーも何人か登場しており、彼女たちが説得力の高いプロレス表現をすることで映画にも説得力が生まれていたと感じます
ただ、映画としてはかなり拙い出来だとは思いますかね…
物語もそうですし、例えば練習シーンも始めたばかりで「151……」とか言っているのもわかるほどに、誰も表情に疲労感がなかったりと、映画の嘘が嘘としてわかってしまうレベルなのはあまりいただけないです
また映画としての綺麗な人を集めたことにより同期の東子をゆきぼよが演じていることによって「不細工のくせに」という言葉の説得力が全くなくなっています
あとはラストは明確に切るポイントを間違っているとしか思えません
映画としてはツッコミどころはたくさんあるのですが、それでも胸を熱くするほどのプロレスの面白さ、なぜこの格闘技に人が轢かれるのかは表現されていました
ブシロードの木谷社長が本気でプロレスを盛り上げたい、女子プロレスも盛り上げたいという気持ちが伝わってくるような映画でしたし、その意気を応援したいです