ドイツ語を勉強し始めたのだから、ドイツ人監督の映画を、とは思ったけど、
想像以上に英語でした。そんなことはおいておき。
最近、なぜかわからないけれど、戦争に関わるものを観ることが多く。
でも、戦争の話はおいといて、話として、いっていいのかわからないが、おもしろいものだった。
息の詰まりそうな雰囲気でありながらも、見事な展開は何も言えなかった。
それぞれの登場人物の特徴を絡めて、話を繋げ、人を繋げていき。
むだな説明がないのにも関わらず、1つのところででてきた人物の説明が
他のところでまた巧く交ざって。
小道具の使い方も、うまくて。
ラングの腕はもちろん、ブレヒトも参加したという脚本にはやられてしまいます。
チェコスロヴァキアの熱い人々には胸を打たれ。
彼女のついた1つの嘘から始まってしまう、チェコスロヴァキアの一人としての戦い。
結果としては何が正解だったのだろうか。
自分の善悪の置場所がわからない。
けれど、1つの決断として、民族を守ろうとした人々の話、
そして、それを描ききったラングの手腕は圧倒的だった。