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ラブ・アゲインのcollinaのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
3.8
「男らしさサイコー!」みたいな方向に振り切れたらどうしようかとハラハラしていましたが、そんな方向には着地しなかったので安心しました。

自分がつくり出す人間関係にの当たり前に慣れてしまえば、あなたもわたしも傷ついて、端からみれば何が足りないのか分かるのに、自分のことになると分からなくなっちゃう。人間の関係っていうのは、たぶん愛の言葉を囁きあっていれば維持されるようなものじゃない。お互いの顔を見て話す時間、くだらなくてどうでもいい会話をする夜、相手のことを考える時間、自分のことを大切にする時間。たぶんこういう時間から成り立っている。簡単そうに見えるけど、「慣れ」は勝手にそんな時間を奪っていく。そんなところからほつれていく。そんな「慣れ」に気づくって、簡単そうだけど、でも人間はおろかだから、馬鹿げたことして、傷つく自分たちにようやく気付くのかな。

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キャルがエミリーを見つめながら電話しているシーンがとてもよかった。やっぱりライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは最高。たくさん笑って、怒涛の回収に笑った。

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最後の投稿が1年半前でした。少しずつ映画は観ていたのですが、忙しさだったり、環境が変わったりして、何かを書きたい気持ちにもならず、気が付けば時間が経っていました。この春休みでFilmarksに登録して6年が経ち、当時の小学1年生も卒業かということに気が付き、また書き始めました。よろしくお願いします。
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