アメリカへ亡命したフリッツ・ラングが
戦禍の1943年に撮ったと思うと、重みが増す。
命をかけて仲間を密告せず守る。
言葉通り、国のために命をかけて。
ゲシュタポの恐ろしさに加え、
チェコ市民の…
90分くらいしてから「かったるいな〜」と思いはじめたのは、「白黒時代の映画=90分」という公式がじぶんの中に刷り込まれているからだろうか?
撮り方は簡潔なんだろうけど、それ以上に「副総督の暗殺を試…
プラハ市民はナチに通ずる裏切り者を許さない(かと言って直接的にナチと戦うわけではない)、という愛国映画だが、これを大戦中の1943年に作ったというのが驚きだが(そういう意味でのあのラスト)、当時は何…
>>続きを読むラングが亡命先のアメリカで製作したレジスタンス映画の傑作。未だ戦時禍で作ってることがチャップリン『独裁者』と同じく凄いところ。前年に起きたユダヤ人拘束者、別名“死刑執行人”と恐れられたナチス副総督ハ…
>>続きを読むゲシュタポの最悪さがよく分かる。ハイドリヒを暗殺した翌年に公開となると、当時のひりつく感じが痛ましい。
ここからは未来人のひどい感想だけど、やはりフリッツ・ラングで両面描けてしまう。プロパガンダも混…
フリッツ・ラング作品は、初期のハルボウ脚本しか観ていなかったので、フィルモグラフィ後期の丁寧に描写を重ねていく脚本に少し驚いた。
ハイドリヒ暗殺事件に基づき、チェコを舞台にしたゲシュタポとの情報戦…
1943年という、この映画に描かれた状況が現在進行形だったときに、ユダヤ系ドイツ人(オーストリア出身)の監督が、亡命先のアメリカで撮った反ナチ・レジスタンス映画であることには、たしかに生半可ではない…
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