DanyangQifu

シャイニングのDanyangQifuのネタバレレビュー・内容・結末

シャイニング(1980年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最初は普通だと思ったんです。しかし、どこからかおかしくなった。いや、はじめから何かがおかしかった、のかも…?そもそも理由は…?と、ひたすら3週間悩んだ作品でした。

恐らく『2001年宇宙の旅』のように原作を読めば分かりやすい内容なのかもしれませんが、そこはキューブリック。上手く分からなく、そして視聴者を考えさせる構造にしてしまいますね(笑)
確か、内容や顛末が大きく異なるので、スティーブン・キングがこの映画に大きくNOとして、別にドラマを別監督で作ったという話を聞いたような…
しかし、僕はこの「何が真実なのか」分からないようになっていく、また狂気にのまれていく様が、現実ではありえないのに何故かリアルに感じて、引き込まれていく構造に驚かされました。

ジャック・ニコルソンの怪演は凄い。印象深いのは表紙にもなっている、ドアを斧でぶち開け、奥さん役のシェリー・デュヴァルに対して叫びかけるシーンがよく挙げられますが、僕はあの時の奥さんの顔が印象深いです。あの顔を作るために、キューブリックはシェリー・デュヴァルに過度なストレスを与えて、わざと精神的に追い込んであの顔を作らせたとかいう話を聞いたことがありますが、本当ならなかなかですよね…。

最後の写真は未だに想像できるもので、もともとそこの住人だったのか、死んでしまったから取り込まれてしまったのか、もやもやします(汗)
そういえば、この映画は「観ると一番ダイエットになる映画」らしいですよ。
(怖がるときに体力がもっていかれるため)