ロビン

シャイニングのロビンのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.4
再鑑賞

まず舞台となるホテルが良い雰囲気を醸し出している。
ホテルの内装を見ているだけでちょっと満たされる。
今観るとホラーとしてそれほど込み入った設定ではないし、特筆するような意外性もなくホラー慣れしてる人には恐怖感はあまり味わえないかなと。

しかしながら、低音の弦楽器が奏でる音楽が不気味さや恐怖を演出していた。
とにかく、視覚効果だけでなく音響効果や音楽で怖さはいくらでも演出できるんだなと改めて思わせてくれる。

ダニーがホテル内の廊下を走り回るシーン、双子の女の子、血のエレベーター、迷路等の色使いが個性的なセットや左右対称なカメラワークがとても印象に残る。

勿論ジャック・ニコルソンの狂気的な演技は素晴らしいけれど、ダニー役の子役と嫁さん役の演技にも観入ってしまった。
特に嫁さん役の人あまり綺麗じゃないけど(そもそも不幸顔で怖い)その怖がり方が半端ない!
そしてその恐怖に慄いてる顔芸が「ヘディタリー」のトニ・コレットを彷彿とさせる!

【ネタバレ】
  ↓




ラスト、申し訳ないけど凍っちゃったジャック・ニコルソンに爆笑してしまう。
最近の進歩したCG技術の映像を観慣れてるとあれはちょっと。。。
地方にある蝋人形館の蝋人形のような仕上り。。
ロビン

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