超空間コベ

ステレオ/均衡の遺失の超空間コベのレビュー・感想・評価

ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)
4.0
クローネンバーグ監督の長編デビュー作。
セリフ、音楽、一切無し。
お菓子を食ったりエロい事したりしながら
施設内でまったり過ごす集団の話。(笑)

ヘリから降り立った、ホグワーツの
魔法使いの様な風体の主人公。
特殊な手術により脳機能を発達させ、
人工的にテレパシストの能力を得た
研究者。

ここ“カナディアン・アカデミー”において、
ある実験が行なわれようとしていた。
博士を含むテレパシスト8名による、
…まぁ要するに、“乱交イベント”。☆

「性的に相手に惹かれるとテレパシーも加速する」
という仮説を自ら実証しようというワケです。
早い話が、
「オレも混ぜろぃ!ヒャッハー☆」
ってコトね。(笑)

実験とやらは、どれもこれも胡散臭いものばかり。

裸にさせた女に目隠しをさせ、
その横で裸になった男が、
人体模型の内蔵を愛撫しキスをする。

…んだけど、どうもしっくり来ずに、
結局ヤメて、直に女をまさぐり出す。(笑)
うん、実に解り易いね。

博士は究極の両性愛、“総性愛”を提唱。
自身を解放し、性の世界を広げれば、
理想のテレパシストに近づく事が出来るとした。

←という大義名分の元、おもむろに
男女男の3Pがおっ始まります。
そう、博士はバイだったのです。♪

形而上学的概念を引き合いに出して
頻りに正当化を図っておりますが、要は
「性欲を満たしたい」
「ヤリたい」だけのコトでしょ?(笑)

従って、
「難解な映画だ」
「ワケが解らない」
などと頭を悩ませる必要は皆無です。

ただただ、グロ粘センセーがブチ撒いてる汚物に対し、
シラーッとした流し目で一瞥をくれてやれば良いのです。
マトモに相手すると、汚物に塗れますぞぉ?
ふふふ♪
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