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女囚さそり 第41雑居房のトシオ88のレビュー・感想・評価

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)
3.2
松島ナミこと、若かりし梶芽衣子演じる女囚さそり🦂第二弾!。その昔はこんな映画を普通に日曜の午後とかに放送していたから、やっぱり昭和は感性豊かな時代😆
がしかし内容は、監督の前のめりな意気込みが娯楽作品としては結び付かず、何だかシュールな作品に。
トムとジェリーばりにナミと刑務所所長郷田こと渡辺文雄の絡みは前作を踏襲。そこに室田日出男兄貴や小林稔侍先輩も再び絡むけど皆惨死😅。

よくわからないうちに集団脱獄に成功するナミたち女囚。途中仲間を犯されたり殺されたりしながら、社員旅行中のバスをジャック🚌するも、警官隊に包囲されて射殺されていく女囚たち。がナミはサラサラ黒髪と得意の目力で最後までサーバイブ。

そして終幕に法務省本省勤務まで出世した宿敵郷田所長を、黒のマキシハットとパンタロンのお洒落なスタイルのまま、刃渡7センチの出刃包丁で滅多刺しにするナミ😆。本懐を遂げた後、これ以上ない笑顔😆を見せて、仲間と共に1970年代の西新宿高層ビル建ち始めのエリアをナミは駆け抜けていく。

何十人もの女囚役の女優たちが走るけど、梶芽衣子の美貌は抜きん出ていてまさに異次元の美貌。
三作を通じて梶芽衣子の笑顔などない記憶だったから、あの笑顔は意外なサプライズ😃。
本作は梶芽衣子よりも白石加代子の怪演が強烈だったり、シュールな演出が頻出するなど、娯楽作品というより、個人的には実験的映画の空気感が濃厚な作品でした〜😅🎬🦂
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