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麻薬密売人 プッシャーのarchのレビュー・感想・評価

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)
3.4
自分の中のレフンのイメージとは全然違う、ギャスパーノエとかに近いタッチを感じる。

麻薬密売人の一週間。最初はど下ネタや彼女の話題を友人と駄べりながらの日常があるが、警察に捕まり、借金返済を迫られ、どんどん窮地に追い込まれていく。
完全に主人公が悪いので同情の余地なしだが、あまりの詰み具合と頭の悪さに呆れ果て、最後には呆然とした顔とカットインされる"死刑台"の様子に完全に人生のゲームオーバーを悟る。この最後の顔が最高で無慈悲にクレジットが流れ始めるところが本作で一番好き。

後半のハゲに銃向けるシーンの細かいカットの連続で場面を作るところ、視点の切り替えで緊迫感を作るところがよく出来ていた。
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