前髪メガネ

私にふさわしいホテルの前髪メガネのレビュー・感想・評価

私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)
3.5
80sファッションを楽しみつつ笑える文学コメディ作品。

新人賞を受賞したものの大物作家・東十条宗典から酷評され、華々しいデビューを飾るどころか小説を発表する場すら得られなかった新人作家・加代子。憧れの「山の上ホテル」に宿泊した彼女は、憎き東十条が上階に泊まっていることを知る。加代子は大学時代の先輩でもある担当編集者・遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を落とさせることに成功。しかし加代子にとって、ここからが本当の試練の始まりだった。文壇への返り咲きを狙う加代子と彼女に原稿を落とされたことを恨む東十条の因縁の対決は、予測不能な方向へと突き進んでいく。

話とキャラクターはとても面白いし加代子のファッションがめちゃ良い!

予告編の時点ではそんなに惹かれてはいなかったのですが、ポンタパスの恩恵で1100円で観られるならと鑑賞。
原作小説は読んでいませんが、作家として成功をつかむため、己の才能を認めさせるためにあの手この手を尽くすのは面白い。

名前を替えて再デビューとか顔が割れにくい小説家の特徴を活かしてるし、作風も少し変えたりもしたのかな?
色んな設定を抱えて東十条に接触してはかき乱すのはコメディとして面白いし、条件さえ合えば海外でリメイクしても面白いかも。

監督が堤幸彦ということでどことなくトリックの上田と山田の掛け合いっぽさはあったな。

東十条の髪がどうしてもカツラ感が強かったのはあえてなのだろうか。
そこは映画というよりコントっぽく見えてしまったのは残念だった。

加代子が大学時代にヤバかったエピソードは過激学生運動ってことだったのかな?ちょっとわかりずらかったし聞き取りずらかった事もあり雰囲気でしか伝わらなかった3秒くらいの1カットとかでも良いからはちゃめちゃエピソードをシーンで見たかった。

あと後半はトーン落としてちょっとしっとりさせたのもうーん、だったかな。

配信が始まったら周りの人には勧めるかも。
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    ある日パタっと更新しなくなってもmark済み映画を再鑑賞してるだけ 好きな制作会社はHappy Madison、A24、Blum House ☆の目安、自己平均は☆3.7☆4以上はその人の好みによ…

    ある日パタっと更新しなくなってもmark済み映画を再鑑賞してるだけ 好きな制作会社はHappy Madison、A24、Blum House ☆の目安、自己平均は☆3.7☆4以上はその人の好みによるけどおススメで、☆4.5以上は好み関係なしに勧めたくて、☆5は棺桶にまでBlu-ray、DVD持って行くつもりの10選(10作には収まらず)。 YouTubeで映画紹介チャンネル「映画好きなともだち」配信中