こぅ

ドクター・ブルのこぅのレビュー・感想・評価

ドクター・ブル(1933年製作の映画)
3.7
'21 11/4 ジャケ写掲載していただきました。

名匠ジョン・フォード監督による、中期の【ドラマ】で、人情コメディ①/③

僕は退屈な田舎町ニューウィントンで町医者をしている
元獣医のジョージ・ブル(ウィル・ロジャース)。

所謂、順風満帆なハートウォーミングとはひと味違うビターな
ストーリーさ。

人間は自分勝手を言う我儘な生き物。
僕も医師である前に同じ一人の人間で身体は一つ。
日夜働き通しでしっかり睡眠も取りたいし、プライベート
(恋)まで邪魔(干渉)されたくはないよ。

電話交換手の新婚メイの旦那ジョーは、足を骨折してから
2ヶ月ベッドで、治る見込みは無さそうなのだが、今日も
僕が往診して薬を飲ませ、治ると希望を持たせて出てきた。

旦那を亡くしたばかりのジャネット未亡人の馬の具合いを診た
あと、いつも通り夕飯をご馳走になってる間にイーリー夫人
が、メイミーが重体で息絶えそうなのに…会ってた僕らを
【破廉恥】だと言うんだ。

結局、電話で呼び出され、向かう途中でマリエッタの出産に
立ち会い、徹夜で誕生させた。
そのせいでメイミーが助からず、、それを僕のせいだと責め
られても困るよ。

バニングの娘、ヴァージニアは、失恋で精神が病んで拗らせ
るんだ。
静養しろと言ったのにヤケを起こして車で事故を起こした。
そんな彼女の恋のキューピッド役もこなした。
それがのちに悪く言われてしまったけれど。

子供の往診をして朝を迎えてもコーヒーすら頂く暇も無く、
学校の診察に向かう。

一緒に暮らしているマイラ叔母が◯◯◯菌が発生したんじゃ
無いか⁈と疑い、まさかとは思ったが、、的中。
原因追求よりも先ず子供達にワクチン接種を施した。
この菌の発生原因が僕の【職務怠慢】だと、町の住人により
教会で医師を【解任】するという集会(裁判)が開かれた。
その時、ジャネットが【熱い抗議】をしてくれたんだ。
僕も教会に駆けつけたら、プライベートまで指摘されたから
全力で対抗演説して出てきた。
町から追い出すなら追い出したっていいさ。

僕は馬からあるヒントを受けて、ジョーの脚の治療に一か八か
賭けていた、、どうか動いて欲しい。

教会での君の抗議で、「僕はここに来れなくなった」と
ジャネットに告げたのだが、飛び込んで来たある2人を
きっかけに吹っ切れて僕は決心した!
【愛は偉大だ‼︎】。


*ビクトル監督【ミツバチのささやき】に影響を与えたと
言われるOPショット‼︎
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