柏エシディシ

ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピースの柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
ファレルのバイオグラフィをレゴで活写するCGアニメ。
ファレルは既存のブラックミュージシャンの枠にハマらないアーティストとして関心はしているものの、そのあまりにも隙の無いヤリ手振りと陽性セレブ振りが趣味に合わず、個人的には、いい曲書くよね。ぐらいのファン。
LEGOのバイオピックというやり方も"らしいな"と思いはするものの、特段フレッシュには感じない。このジャンルに関しては、「LEGOムービー」という決定的傑作がある以上、それを越えるのは難しい。
まーLEGO好きだから、グリグリ動いているの観るだけで楽しいっちゃぁ楽しいのだけれど。
出来過ぎのファレルの成功譚を描くのに、このアプローチは正しいと思いつつ、出来過ぎのお話過ぎてドキュメンタリーとして面白いかどうかは個人的には微妙に思った。
デキスギくん過ぎてつまらない。というか。
ファレルが所謂"共感覚"的な特殊な才覚を持ち、その物怖じしない陽性な為人とジャンルの枠に囚われない音楽マニアとしての一面に忠実である事が、いくつかの幸運な出会いを引き付けて、今に至る。という事は判る。
まぁ本人自らプロデュース入ってるし、こんなものかー。
しかし、この先にIDF支持なんかがあると思うと自分なんかはモヤモヤしてしまう。
そういうコトを切り離して、アタマ空っぽにして観るには申し分ない作品ではある。
柏エシディシ

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