うみんちゅ

正体のうみんちゅのネタバレレビュー・内容・結末

正体(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

鏑木が東村山一家殺害して死刑囚になって、捕まった後に逃げ出したところから始まる。警察からしたらとんでもないミスで、その指揮を又貫が取ってる。

逃亡から118日目 
大阪の住之江で現場労働してて、鏑木はベンゾーって呼ばれてる。なんかわからんけど法律にめっちゃ詳しいてことは、勉強はできるぽい。そんな奴が一家殺害なんてするのかって思うけど、サイコパスは賢かったりするからな。毎日鏑木の特徴とか報道される中、同僚の和也に鏑木って気づかれてもーたけどなんとか逃亡。でも和也は鏑木の優しさにびっくりしてる感じやった。

逃亡から179日目 
東京の新宿でフリーライターとして生活してて、那須と名乗ってる。鏑木は児童養護施設の料理とかサポートとかしてる人やったことが又貫の捜査でわかる。鏑木は女性ライターの安藤にライターとして認められて、人として信じてるって言われたことで泣いてまう。鏑木は一家殺害を否定してることも夢のシーンでわかった。安藤は自分の家に那須を住ませつつも疑ってはいるぽいな。安藤の父が痴漢冤罪の裁判で負けてしまったことで、やってないことをやったと言われる世界に疑問を持つ。那須が鏑木なんちゃうかと、別のライターに言われたけど庇ってる感じやった。つまり安藤は那須が鏑木やと途中からわかってて、警察から逃してあげた。

逃亡から1170日前 
東村山一家殺害現場での又貫。鏑木は犯人を見たと言ってたけど、警察の上の奴が証拠ないけど鏑木に無理矢理押し付けろってことでこうなったらしい。又貫はこの対応に疑問を感じてるみたいやった。

逃亡から331日目 
東村山一家殺害事件と似た事件が発生して容疑者の足利が、これは模倣じゃないと笑う。この辺りで、もしかしたらほんまに鏑木はやってないんちゃうかと思わされる。

逃亡から334日目 
長野県の老人ホームでサクライって名前で働いてる鏑木。まさかのここには東村山一家殺害事件の遺族のヨシコがおった。安藤は会社辞めて鏑木のことを良い意味で追ってて、和也にも話を聞いてる。足利が東村山一家殺害事件の場所にゆかりがあることに又貫が気づいてた。鏑木はほんまの証言を得るために遺族のヨシコに近づいたぽい。つまり大阪で資金集め→東京で情報集め→?→長野で遺族に接近の流れやろう。?の部分は、長野県に行く前にヨシコの妹に近づいて顔を変えて水産業で働いてたらしい。東京で集めてた情報は、この水産業の件やったんやな。
老人ホームの同僚のマイがサクライのことを好きになって、インスタに載せた動画が鏑木に似てるとバズってしまったことで又貫が動く。鏑木がヨシコにあの日のことを思い出すようお願いするけど、警察到着してまう。鏑木はマイを脅すふりをして立てこもり作戦に出る。安藤も到着した時、マイのインスタライブで配信開始。実は東村山一家殺害事件のほんまの犯人は足利で、鏑木はそこにたまたま居合わせただけやったらしい。でもそれをヨシコが証言する前に又貫は上からの指示で突入を判断、発砲てし制圧。

逃亡から361日目 
安藤達は鏑木に接触したみんなを集めて冤罪であることを証明するためにサポートしてる。又貫は、この状況でも一家殺害事件の犯人は鏑木やと決めつける警察に疑問を抱いてて、鏑木と面会する又貫は逃げた理由を尋ねる。又貫は鏑木が誤認逮捕の可能性があると会見で許可なく発表して、警察としてはとんでもない展開に。

逃亡から819日目 
裁判所。鏑木は逃げた理由を「信じたかった、この世界を。正しいことを正しいと主張したら信じてくれる人がいる」からやと言ったことで、又貫は鏑木を信じたんやろう。
そして判決は、、、無罪という言葉を出さずに無罪やとわからせたこの演出、素晴らしい。

ゴールデンスランバーが好きやからか、めっちゃ好きやった。あれみたいに伏線があるとかではないけど、伏線を作っていくというか、周りが正体を暴くあの感じがめっちゃ良かった。ドラクエみたいにパーティとして戦うんじゃなく、出会った人がその場所で仲間になってくれて支援してくれるこのスタイル、好き。主人公の鏑木はあくまでも自分1人で逃げているのに、優しさとか信頼によって仲間ができていってしまうの、おもろい。ほんでなぜ鏑木が労働したりライターになったりしたのかの理由がちゃんとあるのめっちゃ良いなぁ。指名手配犯があそこまでスムーズに行くかどうかは置いといて、その順序立ててやってるのが賢くて良い。小説やともっと段階があるみたいやから読んでみたくなった。

「逃げた場所で得た仲間による正体暴き」
次の作品レビューまで、あったかくして寝ろよ〜。僕から以上!!

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