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午後の遺言状のotomのレビュー・感想・評価

午後の遺言状(1995年製作の映画)
4.9
10年振りくらい。乙羽信子遺作にして尚健在(一部編集入ってるけど)で杉村春子もそのまんまキャラ杉村春子で、2人の台詞、仕草の一つひとつが見事。個人的憧れの地でもある、新藤兼人作品お馴染みの蓼科で目にも優しい。結構イレギュラーに展開しつつも、予想し易いって云う匠な域で、『生きたい』と云う90年代以降の作品に共通したテーマを描く。ゲートボールをやってる場合じゃないと。新藤組と常連も、ここに殿山泰司が居ないのはちと寂しい。チェホフ。
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