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CURE キュアの821のレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
3.5
めちゃ難解でした…。そして怖かった。薄気味悪く鳴り続ける環境音だとか、フラッシュバック的に挟まれる映像だとか、背筋がぞおっとするような演出が細やかに挟まれていた。
ストーリー的には含みが持たせられていて、メタファーが多く、鑑賞中は全然拾いきれなかった。鑑賞後に解説記事を読んで、納得した感じです。とにかく難しかった。理解を深めるためにも再見したいなとは思うけど、怖くて見られない(笑)
邦画ってハッキリした作品が多い印象だったので、これだけ隠喩的な作品が過去に大々的に作られていてびっくりしました。フランスで大ウケしたというのもよくわかる。

本作の萩原聖人を見ていると、なんとなく『真実の行方』のエドワード・ノートンが頭をよぎりました。

ちなみに、英語の「mesmerize」が人物名である「メスマー」から来てるのは本作で初めて知りました。一つ賢くなった。
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