カンパッチー

プリティ・ベビーのカンパッチーのレビュー・感想・評価

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)
3.6
少女が、娼婦になり妻になり娘に戻る話。

ブルック・シールズの美しさに先ず目を奪われますけど、12歳の女の子のオールヌードはびっくりしますね。しかし、アダルト的なイヤらしさはなく絵画的な美しさしかないので観ていて、嫌悪感はないです。ストーリーもしっかりしていて、売春宿が舞台なので娼婦が沢山出てくるけど彼女たちが明るいので展開は暗いのに陰鬱な雰囲気にならないのも良いですね。

ただ処女のオークションだけは気持ち悪い、これだけはやっぱり欲がバリバリ見えるし、気持ち悪さが半端ないです。やはり孔子曰く、「一度も侵入を許していない砦(処女)は頼もしい」というのは全ての人類に通じる言葉なんだなと実感しました。そして、カメラマンが本当に可哀想でした。ママンも自分勝手すぎるけど、やっぱり家族なんだなぁ。みつを。