カンパッチー

タラデガ・ナイト オーバルの狼のカンパッチーのレビュー・感想・評価

3.6
ノーラン監督のまさかのお気に入りの映画というのも驚きですが、安定の笑って泣けるウィル・フェレル作。
ただ物語が面白くなるのは40分ぐらい経ってようやくで前半はくだらない下ネタとギャグを見せられるのでなかなか苦行でした。エイミーアダムスもほぼ存在が後半30分ぐらいなので恋愛は主ではなく傲慢だった主人公が、父親や他人に助けられ、自身を取り戻していくという成長がメインで、前半が嘘のように後半はグッときました。

前半のジョン・C・ライリーとのコンビのやり取り等は良かったんですけど、奥さんとのくだらないやり取りとか主人公が調子に乗りすぎてる部分をもう少しカットして、後半まで存在すら忘れかけてたエイミーアダムスとのエピソードをもっと追加するべきだったのではと。クソすぎる息子達が後半はめちゃめちゃ賢い息子達になっているところが1番笑いました、クソすぎて可愛く思えなかった息子たちがこんなに最後には愛しく思えるとは、、なんだかんだ悪い人も居ないのでストレスもなく観れる作品でした。