カンパッチー

ダウト 〜あるカトリック学校で〜のカンパッチーのレビュー・感想・評価

3.7
性暴力への疑い、今だと完全に某アイドル団体が出てきますね、まぁあちらはダウトどころか完全にアウト!なんですけど。

内容というより完全に主演2人の演技合戦な本作、でも思ってるより地味な流れだったり、1番すごいのは母親のヴィオラ・ディヴィスだったりするんじゃないようなと。そして、この映画を観たあとはスポットライトを観て欲しいと思います、彼女が何故そこまで神父様を疑ってしまうのか?の一端を観れると思いますよ。

あくまで疑いという部分で、神父様の疑惑など晴れないまま、曖昧なままでおわりますが、人が1度持ってしまった疑念という部分がこの映画のテーマなのでこれでいいのかな、そして、ラストシーンがとても考えさせられます。規律というものは人が人であるために守るべきだけれど、人を苦しめるものであってはならない、強制されてはならないなぁと改めて感じます、ちなみに自分は性加害に対して神父様は白だと思いますけどね、あんな魅力的な神父様なら生徒の方が好きになってしまい告白して、神父様は断ったからこそ、彼は葡萄酒をがぶ飲みしてしまったのでないかと思いましたが、他の人はどういう解釈なんだろうと語り合いたくなる作品でした。演技合戦!その一言です。