けい

ゴーストキラーのけいのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストキラー(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作の脚本担当である阪元裕吾の作品は何作も観てきたので空気感を知っていたのでスっと世界観に入り込め、『ベイビーわるきゅーれ』(2021)の “ 杉本ちさと ” で既に殺し屋のイメージが強い髙石あかりが殺し屋の幽霊に取り憑かれた普通の女子大生・松岡ふみかを演じる本作だが、“ 杉本ちさと ” が殺し屋になる前のイフの物語としても楽しめた。肉弾戦アクションの迫力は相変わらず凄まじく、オーバーな驚き演技や殺し屋と女子大生にコロコロ切り替わるシークエンスはコント的だが髙石あかりの魅力が光っていた。1作目で登場したあのヤクザが別組織として登場するシーンはファンとしてはニヤッとポイント。バーで倒した敵を片付けるときに田坂さんの登場を期待した人はきっと自分だけではないはず(笑)。序盤と終盤の薬莢が違っていたのでそれぞれ別の人物の銃から落ちたものだと思われるが、もしかしたらもう一度会えるかも…と思いながらも日常へと戻るちょっとエモいラストも良かった。裏話満載の上映後舞台挨拶のある回に参加できたのも良い思い出になった。

余談だが、公開前のネットニュースで本作が “ アメリカでリメイクされることが決定 ” とのニュースを観て非常に驚くと同時にまぁできなくはないか、と納得したが、ベビわるのちさまひコンビがつくるあの世界観は邦画ならではだよなぁ…と改めて思った。
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