進撃の巨人の完結をスクリーンで見届けることができてとても嬉しい。
漫画完結からもう4年、何度目かの鑑賞なのに、涙が止まらない。シアター内ではすすり泣く声も聞こえた。
緻密な伏線を張り巡らせた至極のエンタメであり、壮大な神話・叙事詩でありながら、否応なしに昨今の無惨な現実を突きつけてくる作品だった。
"産めよ増やせよと大地に満ちて"
"鋼鉄の鳥を空へ放った"
"投げ返す石を捨てられずにいる臆病な俺たち"
歴史は繰り返す。
エンディングに流れる「二千年若しくは二万年後の君へ」の歌詞と映像に、反戦の意思と人間の愚かさを感じた。