キャッスルグレンギャリ

愛の調べのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

愛の調べ(1947年製作の映画)
4.0
U-Nextで鑑賞。クララ・シューマンは良妻賢母であり天才ピアニストなのですね、道徳、国語、音楽の教科書にもっと取り上げられたらと思います。
昔の演奏家気の毒です。レコードも、テープもCDもない時代、業績は何も残りません。反対に、作曲家は楽譜が残る。生前はさっぱりなのに、没後作品が上演され評価が上がるのはそのおかげです。シューマン夫婦はこの典型。

「アフリカの女王」と本作とキャサリン・ヘプバーンの作品を立て続けに見ましたが、見る毎に、美しいと感じ入ります。(ポートレートを見る限りやせていてエラ顔で、彼女の作品は敬遠してきましたが、食わず嫌いでした。)
加えてアカデミー主演女優賞最多の4回大女優ですから、良作に仕上がるのは当然といえば当然です。キャスティングは重要なんだと認識しました。