シネフィルmonk

特急二十世紀のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

特急二十世紀(1934年製作の映画)
4.0
ブロードウェイの天才プロデューサー・オスカーは素人同然の新人女優リリーを抜擢、舞台は成功し二人は結ばれる。しかし、嫉妬深くなにかと傲慢な振る舞いにリリーは嫌気がさしてハリウッドへ転出、一躍映画スターとなるが、オスカーは逆にその後鳴かず飛ばずですっかり落ち目の状態に。そんな二人が偶然にもシカゴ発ニューヨーク行の「特急二十世紀号」に乗り合わせたことから巻き起こるハプニングの連続…。
ホークスは西部劇や骨太の作品以外にスクリュボールコメディの名手としても名高いが、その記念すべき一作目らしいです。オスカーの尋常でない変人ぶり、あの清楚なロンバードのじゃじゃ馬ぶりとまくし立てるような早口のトーク連発、特急に乗り合わせた人たちのズッコケぶりも気楽に楽しめます。
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