最近の映画記録、TIFFの6日目にみた「シマの唄」のこと。アジアの未来部門の一本で、アフガニスタン(と他国合作)映画。
これは見て良かった。
1978年からのアフガン社会主義政権を描いている。
この時期を題材にしたアフガン映画は珍しいと思う。
導入は現代のカブール。
自由を訴える女性たちのデモ行進の中にいる60代のスリヤ。
彼女が78年にいた親友シマを振り返る…という導入。
スリヤの父は共産政権に重用された学者で、父亡き後も革命評議会の有力者に目を掛けられていた裕福な一家。
使用人の娘、シマとは親友同士。
だが新たな政変が。
世俗化を進めたタラキ大統領と、アミンのハルク派の対立。
スリヤの通うカブール大学にも、軍の兵士が常駐するようになり…という展開。
ソ連のアフガン侵攻前夜、女性が自由だった時期。
ヒジャブ無しの女性がたくさんで眩しい。
この後、「カブールのツバメたち」の時代に。