まめた

アナザー・カントリーのまめたのネタバレレビュー・内容・結末

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

単なるボーイズラブストーリーではなくて1930年代のイギリスの抑圧的な教育や社会が見える精神的な映画でよかったと思う。民主主義、自由資本主義といいながら教育や社会に自由はない。国は規律を守り言いなりになる人間を作りたかったのだろうな。その抑圧的な学校生活の中で異端な同性愛者と共産主義者の若者は表向きは規律に従ってはいるが精神的には自由を求めてもがいている様子が映画の中で繊細にかかれている。ソ連のスパイになった若者と戦争に殺された若者。生まれた年によって運命が変わってしまう。精神的な自由がない世界は残酷だと思う。今は同性愛も言論の自由もずいぶん認められるようになり多様性のある世界になってきたな。

コリン・ファースが好きで見た、この頃から知的な役をしていたんだな。すごく合っている。
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