TAK44マグナム

きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたいのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.0
「きまぐれオレンジ☆ロード」と言えば、ジャンプ黄金時代でラブコメを担当した大ヒット漫画ですね。
あの平井和正も大ファンだったらしいですよ。

超能力を持つ恭介が主人公。
この男の優柔不断さは只者ではなくて、まどかとひかるという二人のヒロインと、どっちつかずの三角関係(?)になるというのが大まかな内容です。
まあ、基本的に恭介の心にいるのは鮎川まどかの方なんですけどね。

そんなオレンジ☆ロードの劇場用アニメが本作。
でも、なぜか超能力の設定は無かったことのようになっていたりします。
彼らの三角関係の終焉を、オリジナルとなる漫画やアニメのライトでコメディチックな作風からは想像し難いシリアスさで描いているのが最大の特徴。
ひかるちゃんがどんなに恭介にすがっても、あの優柔不断が服を着て歩いていたような恭介が完全無視をきめこむという驚愕の改変ぶり。

何でこういう設定になったのか全然分からないのですが、原作者のまつもと泉先生は酷評していて、なかったことにしたい程らしいですよ(汗)

個人的には、原作の作風も好きでしたけど、少しアダルトにふった本作の作風も嫌いではありませんでした。
正直、完璧なまでにまどか派だったし(苦笑)

しっかし、設定だと恭介って69年生まれなんですねえ・・・
って、年上じゃん!!もうアラフォーなんだ!!
高校の頃に熱心に読んでいたような気がするから、恭介たちと同じ時期に高校ライフをおくっていたのか~(遠い目)

「きまぐれオレンジ☆ロード」の最終回って言えば、
「like!・・・限りなくloveに近い・・・ね」
なのですが、こんな台詞を言ってもらいたいものです。

関係ありませんが同じジャンプ漫画で「いちご100%」も好きだったんですけど、最終回って何か雰囲気が似ていたなあ。


テレビ放送(?)にて