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恋化粧のhummingbirdのレビュー・感想・評価

恋化粧(1955年製作の映画)
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曳舟の船頭の良ちゃんと、芸者の越路吹雪、良ちゃんの昔の恋人の岡田茉莉子に、自動車泥棒の小泉博が絡むストーリー。サスペンスもあり。

東京の下町がたっぷり出てきて、良ちゃんの仲間は愉快で、雰囲気がいい。

ネタバレするけれど、越路吹雪は良ちゃんが好きで、良ちゃんは岡田茉莉子が好きで、岡田茉莉子は小泉博が好き。それで、越路吹雪は良ちゃんの、良ちゃんは岡田茉莉子の恋を応援する。こういうロマンのある話にはどうにも弱い。

作品冒頭の、曳舟、墨田川と橋の使い方がすごく良かったので、それを話にもっと絡められたら、かなり名作になったのでは?と思って、もどかしい。

「没後十年 映画俳優 池部良」
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