ゴン吉

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たちのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
ジャン・レノ主演の猟奇事件を追う二人の捜査官の活躍を描いたミステリーサスペンス「クリムゾン・リバー」シリーズの2作目。
ブノワ・マジメル、クリストファー・リーらが共演、カミーユ・ナッタがヒロインを演じる。
リュック・ベッソンが脚本を担当。

フランスロレーヌ地方のラボーデュー大修道院で、壁に打ち付けたキリスト像から血が流れ出すという猟奇事件が起き、パリ市警のニーマンス警視(ジャン・レノ)が派遣される。
一方、若手刑事レダ(ブノワ・マジメル)は、麻薬捜査を終えた帰途に傷を負ったキリストの格好をした男を車で跳ねてしまう。意識不明の男を病院に保護して事情を聞き出そうとするが、何者かに襲撃される。
その後、12使徒と同じ名前で同様の職業の人々が次々と殺される。
果たして事件の真相は? 

前作同様にベテランと若手の二人の捜査官のコンビが活躍するが、相棒の若手捜査官が前作とは違うのが少し残念かな。
宗教が絡んだ猟奇事件なので、独特の暗い雰囲気が漂っています。
薬物のアンフェタミンで超人的な能力を発揮するようになった犯人たちのとバトルや、フランス作品ならではのバルクールの逃走劇も繰り広げられます。
表向きは宗教事件ですが、中世のお宝探しを満喫できます。
前作に引き続き犬嫌いのニーマンス警視がコミカルに描かれていて楽しめます。
「教えてくださいよ 名前ですよ 犬の名前」
「いい名前を思いついたんだ 危ない名前 そう その名はレダ」 

2023.11 BSテレ東で鑑賞(シネマクラッシュ・吹替:松崎広幸 訳)
2021.2 テレ東で鑑賞(サタシネ・吹替)
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