銀魂2Dシアター真選組動乱篇！
実写版でも題材にされたことからも分かる通りファンならみんな好きなエピソード！
これを映画館であらためて見れるなんて本当にありがとうございます。

最初と最後の新規ギャグシーン（声のみ）を楽しみにしている身としても言う事なしで楽しめました。もちろん本編も最高ですがこちらも絶対に必要な部分。
なんならもうちょっとボケてくれと言うくらい笑

劇中で触れられているプリキュアの音楽などに時代を感じる…
登場キャラは全員かっこいいけれど今回では珍しく山崎がいい味出していて好き。こいつはあんぱんだけじゃない。
もう片方のかぶき町篇もおすすめのエピソードなのでファンの方は是非！

以前にも限定上映された
"真選組動乱篇"のエピソードを纏めて、
おまけ映像を追加した本作を劇場鑑賞。
泣けるエピソードも多い『銀魂』だが、
おそらく当時TVシリーズで初めて
泣いた長篇が本作だっただけに、
何年経ってもその感動は不変だった。

物語としては、
ヘタレたオタクとなってしまう妖刀を
真選組副長・土方十四郎が手にしてしまい、
その醜態によって自身の地位も
危ぶまれていく中で
真選組参謀・伊東鴨太郎が
クーデターを画策し、
万事屋の面々も巻き込みながら
真選組の抗争が勃発する内容となっている。
真選組の面々が主軸となる長篇であり、
オタク化した土方もとい
トッシーに笑ってしまいながら
局長・近藤勲の暗殺といった
シリアス展開に事が運ぶだけに、
『銀魂』らしいコメディと人情味ある
アクションが詰まっていると思う。
何と言っても本長篇の敵役である
伊東鴨太郎の人間味が良く、
物語が進むにつれて彼の心情や
望んでいたものが浮かび上がっていき、
最後の土方との決闘で描かれる繋がりは
やっぱり涙してしまう場面だ。
この長篇の実質主人公と言える土方だが、
演じられている中井和哉の
トッシーの時の雰囲気だったり、
トッシーから土方に移り変わる際の
演技は改めて凄いと思った。
土方以外の真選組の活躍も良く、
懐深く人情味ある近藤に多数の隊士を
相手取る沖田の殺陣は印象深かった。
銀さんはヘタレとなった
土方に発破をかける良い役回りとなっており、
腐れ縁と言って真選組の為に
戦っていく姿が流石主人公だった。
TVアニメとはBGMが変更されている
場面が幾つかある事で新鮮味があり、
エンディングを飾る主題歌「曇天」を劇場で
聴けるのも嬉しかった。

強いての不満点としては、
安定のBGオンリーの静止画
で繰り広げられるおまけ映像だが、
過去映像の使い回しに特に目立った
新情報も無しだったのは残念だった。
本編も欲を言えば、
多少なり作画の甘いところをTV版から
書き直して欲しかった。

大切なものは見えにくくも
既に持っているかもしれないという事や
友情や仲間とも違うけれども
確かで素敵な腐れ縁を感じられる
好きな長篇であり、
懐かしみつつ劇場鑑賞できて良かった。
続いて上映される
"かぶき町四天王篇"も楽しみだ。

曇天をデカい音で聞きに行っただけ笑