せーや

ミッドナイト・ランのせーやのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.5
なんだよこの二人…
めっちゃ好きだ!!

ロサンゼルスの保釈金専門の金融会社と
契約を結んでいる賞金稼ぎのジャック・ウォルシュ。
彼はマフィアの金を横領し逃亡した
ジョナサン・マデューカスという男を捕まえることに。

そもそも保釈金専門の金融会社があることに驚き。
犯罪者なのにどうやって返すんだよ…
てかマフィアのカネ横領して寄付って何だよ…
とか思いつつ、思いっきり楽しみました。

主人公ウォルシュはガサツで金の亡者。
一方の犯罪者デュークは面倒くさいけど善人。

最初から全くソリが合わない二人。
「飛行機恐怖症ってなんだよ!」
「飛行機の恐怖症だよ!高所恐怖症とか…」
「じゃあゲンコツ恐怖症もあるのか?」
好きだなあ。セリフ回しが。

あまりにもソリが合わなすぎて
あまりにも嘘をつきすぎて
たまにイラっとするんですが(笑)、
最終的には気持ちよくなります。

一日で終わるはずの簡単な仕事が
FBIやマフィアに同業者も絡んできて
どんどん複雑になっていく。

そんな中で、ウォルシュとデュークは
不思議な関係を築いていく。
ウォルシュの過去やデュークの思い。
性格は真逆の二人だが、芯は似ていたのかもしれない。

ロードムービーだけでなく
派手なアクションもあり
ちょっとした感動もあり
ニヤニヤしてしまうシーンもあり。

とにかくウォルシュとデュークという二人の
見事な化学反応に拍手。
せーや

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