本当に辛いのはスタークだった。
アベンジャーズの戦いにより
一般市民に被害が及ぶことが指摘され
アベンジャーズを国際連合の管理下に置く
「ソコヴィア協定」が発案される。
とりあえず叫ばさせてください。
キャーーーーーーーーーーッッップ!!!
ありがとうございました。
でももうあんまりキャッキャキャッキャしてられない感じに。
「正義は管理の下で行うべきか?」
アベンジャーズの戦いは、多大な犠牲を伴う。
これはきっと免れることのできない事実。
それを危惧し、彼らを政治の管理下に置くのか。
それとも、あくまで自らの責任で行動すべきか。
アイアンマンことトニーは協定に同意。
彼はもともと巨大企業の社長。経営者としてアベンジャーズを守ってきた彼は「世渡り」として、この選択をした。
どんな形であれ、仲間が一緒にいられればいい
天才であるが故に常に孤独を感じていた彼ならではの選択。
キャプテン・アメリカことスティーブは協定に反対。
彼は今までヒドラやシールドなど多くの組織を見て、その崩壊を見てきた。そんな彼は組織というものに信用がなく「正義」を遂行することはできないのではないかと感じる。
正義感の強い昔気質のキャップだからこその選択。
これは本当に、どっちにすべきか迷う問題よね。
企業のような組織の管理下ならまだしも
政治的な機関の傘下に入るのは、確かに信用ならない。
ちょっと「ウォッチメン」を思い出す。
結局スタークとキャップの意見が合うはずもなく。
協定だけでなく、キャップの旧友バッキーの登場もあって
アベンジャーズは分裂してしまいます。
「天才肌のIT社長か?」「骨太な親分か?」
今作の一番重要な点はキャップとスタークの関係。
今まで何度も意見が分かれてきた二人。
でもアベンジャーズのリーダーとして
常に二人は支え合い、アベンジャーズを守ってきた。
互いに良き友だと思っていたし、そうだった。
でもこんなに簡単に崩れてしまう。
今作、最も辛いのはスタークでしょう。
キャップ目当てで観に行ったら、アイアンマン4だった。
それぐらい、繊細なスタークの心を描ききっています。
我らがキャップはというと
序盤でとある切ない事件が起こります。
そう。キャップだって100歳だからね。
でもそんなキャップはかつての親友
ウィンターソルジャーことバッキーと
本当の意味で再会することになります。
キャップにはそんなかけがえのない友がいる。
一方で、スタークはどうだっただろう。
So ‘was’ I?
二人はもう、戻れないのだろうか。
キャストはアベンジャーズ並み。
おなじみのメンバーが顔をそろえる中
キャップ陣営にジェレミーレナーとオルセンちゃん。
レナーがいることの安心感ったらないし
オルセンちゃんの魅力爆発な演技にも注目。
やっぱりアベンジャーズのなかで一番欲しいのは
スカーレットウィッチの能力です。
この3人がいるってだけでキャップ陣営に決定←
そして新たにアントマンと新スパイディ、ブラックパンサー登場。この二人は超シリアスな今作に束の間の笑いを届けてくれます。ヒーローっぽくない軽いノリのポールラッドはやっぱり良い。
でもこのノリって、デッドプールと被るんじゃなかろうか。
キャップの熱い正義感とスタークの熱い仲間愛がぶつかる今作。
今までに見られなかったアベンジャーズの心の中が垣間見えた。
ソーとハルクがいたら、どっちについたんだろう。
やっぱりソーがキャップでハルクがスタークでしょうか。