♯110(2023年) コントロールと自我の喪失
舞台はサンフランシスコ
主人公は投資銀行CEO
大富豪のニコラス
48歳の誕生日に弟から
"CRS(Consumer Recreation Services)"という会社が提供する
“ゲーム”の招待状を受け取る。
そこには「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」
と書かれていて、CRS社で申し込みをしてから奇妙な出来事が頻発する。
肩書きと特権を失ったおじさんが、
様々な体験談を通してトラウマを克服する
アトラクションスリラーです。
◆良い点/注目ポイント
・デヴィッド・フィンチャー監督作品らしく
資本主義の勝者を徹底的に痛めつけ、
最後はもちろんどんでん返しで締めます。
・大富豪でも孤独は辛いです。
やさぐれポニーテールを逃すな。
◆改善点
・なし。
◆総括
・冒頭のホームビデオにて
ニコラスの父親が48歳の時に投身自殺した映像とヨハネ第9章25節がキーワード。
DVDにはデジタル・パンフレットのコンテンツが収録されています。
万人にオススメ!
-2023年110本目-