骨董屋を営む未亡人エレーヌ(デルフィーヌ・セイリグ)は、第二次世界大戦のあと別れた昔の恋人アルフォンス(ジャン・ピエール・ケリアン)に会いたくなり手紙を書く。
初めてのアラン・レネ。
目まぐるしいショット割り。
場面展開ごとにストリングスを導入。
ナレーションの代わりにソプラノが印象的に流れて、男女の複雑な心理を描いている。
今まで観たことや聞いたことのないとても斬新な作品で鑑賞後は余韻が残った。
主人公を務めたD・セイリグ。
妖しい魔女やブルジョワ夫人や平凡な主婦など僕が観てきた彼女とは全く違う役柄。
大胆な老け役でしかも違和感なく演じていたのがとても衝撃的であった。
戦争がなければ、過去に囚われることなく未来へ進むことができたはずなのに…。
https://youtu.be/J6CjuAhQd4Q
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/eigahihyou2022/eigahihyou2022.html