ゴリアテの憂鬱

スリ(掏摸)のゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)
4.3
本作の主人公,ミシェルの精神は、ドストエフスキーの『罪と罰』の主人公,ラスコーリニコフそのものでした。

その隠喩を楽しめるのも、小説を読んだからに他なりません。

本当のスリ師が伝授したと言う、端正なスリの所作も美しかったです。

現状ならそれは絶対にバレるだろと思いましたけど笑