プリンス

影なき淫獣のプリンスのレビュー・感想・評価

影なき淫獣(1973年製作の映画)
3.0
映画を観てはトンチをひねり出し、バカを書き続ける事数年。
フォロワー様から、わたくしのレビューで笑う事で腹がシックスパックになりつつあると、嬉しいご報告がございました。しかし、これでは本末転倒。今回だけは映画レビューとは何たるかをお見せしましょう。
映画通であります。プリンスです。

さて、今回の映画。
早速、チョイスがおかしい気も致します。影なき陰獣!
73年のイタリアンホラーでございます。心配ですからね、一応測ってみましたが、DVD投入9.8秒、山縣君より早くオッパイ登場。ダメだこれは。
そしてそのまま3Pのまぐわいと共に、オープニングテロップ。
所変わりまして、ある大学の講義の風景。所、変わり過ぎ感拭えず、イタリヤ娘達のキャンパスライフ、、チャオ〜!と、大学を出るや否や、ボリューム満点のカーセックスに突入。おいおい、ミニクーパー、おまえらには狭いなっ!クルマ、壊れちゃうっつうの!この様な若者達は、早急に殺さねばなりません。と、ゆう基本に忠実な殺人鬼登場!後のブギーマンを彷彿とさせる白マスクで、なかなかの佇まい。乳を切りとってテイクアウトしたとかしないとか。
その後も、マリファナやセックスに興じる女子大生達を片っ端からお説教。さて、この犯人は??
そんな謎解きに頭を使う中途半端なサスペンス感!

しかしですね、ここはイタリヤ。
同級生に行商人、街の人々、全てが発情期。全く意味の無い、オス丸出しの目線のカメラ。脚、パンチラ、オッパイ!!これじゃ、犯人なんて見つからない訳ですよ。全員、相当に怪しいですよ!
そんな中、親しい友人を殺されまして、別荘に避難を進められる仮ヒロインのダニエラ。そんな彼女の父親の目線も、意味も無く娘の裸。別荘地に着いたダニエラを含む美女四人を待ち受けていたのは!
オー!オッパイが八つに尻が四つ!ボーノ!ボーノ!たまらん、たまらんと、石破茂の様な目で凝視する街の人々。
この国は、戦争に負けるわな。
とんだ同盟国ですよ。
パン屋に靴屋に、農夫、ここでももれなくみんなオス丸出し。
エキストラの男性ホルモンの分泌量が異常な事で、すっかり忘れておりましたが、例の殺人鬼がようやく登場。このあたりで、わたくし何回もパッケージ見直しました。あれっ!!アマゾンの解説にあった、「電動」が抜けてるではないですか!柔肌を切り刻む悪魔のノコギリ!!
おいっ!!手動かよ!!そこ大事っ!!
そして、画面に目を戻した瞬間、既に三人が死んでおりました。
そしてなんと、犯人は!!!
ええええ〜〜!!と、サバイバーの1人が腰を抜かして驚いてました。誰ですか?この人。
何だか子供の頃のトラウマを抱えてるらしく、下らん人形共めっ!と、ひどくご立腹。えっ?誰っ??
仕方なく、もう一度頭から再生。
二回も三回もこんなの立て続けに観てる人いますかね?いや〜、映画鑑賞って本当にツライです。

しかしですね、この子供の頃のトラウマってのが泣かせる訳で。
近所の女の子が崖に落とした人形を、犯人のお兄ちゃんが取ってあげようとするんです。
代わりにパンツを脱げよ!
約束だぞっ!!
取るから脱げよ!
パンツだぞ!
と、言い残し、崖下転落。そんな兄の死以来、インポだそうな。

国民性の違いからか、理解するまで時間がかかりましたが、これは傑作かもしれません。あの国でインポは死でございます。これは痛烈な社会風刺なんですね!!

多分、違うね、、、

でわまた!!
プリンス

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