プリンス

デス・ウィッシュのプリンスのレビュー・感想・評価

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)
3.4
巷では明日から10連休と聞きましたが、わたくし、何も聞かされておりません。皆が行楽、レジャアに興じておる間、地域の経済を下支えする為の任務でしょうか。同時に昼夜を問わず地域の安全も守らなければなりません。米国に置きましては、この様な状況を古くからポールカージーと言う訳であります。

そうです「デス・ウィッシュ」のレビューであります。

かつてはNYやLAでやっておりましたが、今回はイリノイ州はシカゴにてカージーするとの事。わたくし、知人が住んでおりましたが、寝る時に電気を消すと朝までドアノブがガチャガチャ回っておる街だと言っておりました。
ポールが住みたい街ナンバーワンと言って良いでしょう。
しかし、新任のポールがあの方とゆうのは複雑であります。難しい役どころであります。
まず職業。設計士から外科医へとアップデート。設計士では現代に於いてはパンチ不足か。意外な所で嫌な予感が的中。新任ブルースウイルスの、デリカシーの無い顔が医師には見えないのであります。
セレブな暮らしにBMWも似合わない。ヘルメットや人から奪うトラックのイメージが邪魔をするのであります。それなりに歳は食っておりましたが、まだまだ頼れるアニキ感。水分、油分、共に、まだまだ絞りきれておらず、これではまだまだポール不足。さあ、そしていよいよカージー開始。嫁と娘が強盗に暴行されるのでありますが、ここも割とアッサリポール。NYでは、娘は尻にスプレーされてレイプされてましたからね。現代では色々あるのでしょう。時代です。さて、ここからがカージー裏。フードを目深に被っての街の清掃。銃の扱いこそ不慣れとは言え、ここは外科医ダイハード。シカゴのチンピラなんて、相手になりません。犯人グループや、そうでもない人まで片付けます。車屋さんのお兄さんも堪らず、頭からウニ飛び出す始末。これは全く安心して観れるカージーで、ラストも不幸中の幸いエンド。あー、良かったネ!そしてファンの皆様お待ちかねの泣ける指パン。ダメ。肩に力入りすぎ。笑いながら怒る人(竹中©️)に泣き顔を足したミックスな感情出るまで、オッケー出したらイカンでしょ、イーライロス!他にも刑事と言えばのディーンノリスも、無駄なスキンヘッド被りで勿体ない。
町の描写も70年代のニューヨークを超えておりません。
と、散々ケチつけましたが、まだ慣れてない初カージーですからね。誰も悪くないですよ。次は新しい恋人と娘さんと、新天地でカージーして欲しい!
この題材は、独特のファンがついております。マンダムな日本のファンは煩いですよ!
ブロンソン越えはさすがに酷でありましょうが、次があるならハーベイカイデル辺りが適任と思う今日この頃。

最後に一句。

せっかく長い鼻の下
髭を置かずに無駄遣い

点数は大幅サービス

でわまた!!
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