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The Young Mother's Home(英題)
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『The Young Mother's Home(英題)』に投稿された感想・評価

[ベルギー、母親たちの選択] 80点

2025年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ダルデンヌ兄弟劇長編13作目。ダルデンヌ兄弟は今回で10度目の選出で二度目の脚本賞を獲得している(10度のうち7本で何らかの賞をもらっているようだ)。物語は若い妊婦の支援を目的としたシェルターを舞台に、4人の入居者の入所背景や出産後の動向について描いている。ジェシカは自身を"捨てた"母親を探し出し、自分の人生の意味を探ろうとする。ペルラは子供の存在が恋人を繋ぎとめるために必要と考えている。アリアーヌは子供を養子に出そうとするが、暴力的な母親から止めるよう説得されウンザリしている。ジュリーは夫も献身的に支えてくれるが、麻薬の誘惑を断ち切れず、外界に出るのを恐れている(公式ではここにナイマというイスラム系の少女のことも記載することもあるが、少し触れる程度なので4人とした)。四者四様の背景を持ち、それぞれが今の状況の自分が子供を持つ意味と未来を考えに考え抜いた末に、未来に向けた決断を下していく。いつも通り彼女たちを追い回すカメラは、独りになってしまった瞬間さえも傍に寄り添う存在として、温かな眼差しを向け続ける。印象的なのはジュリーがODで死にかける瞬間をカメラに収めていないということで、彼女はカメラすら振り切って一人になろうとしたのだろう、と。全てを捉えきれないからこそ、カメラの存在が"覗き見"ではなく"寄り添う存在"として際立ち、取りこぼしてしまう瞬間はあれど、それでも寄り添い続ける姿勢を保っているのが良い。ジェシカのパートで、彼女を妊娠されたユゴという青年の両親が登場するんだが、中絶費用も受け取らずに産む選択をしたジェシカを責めて、会いに来るなら通報するとまで言っていたのが強烈だった。あと、養子に出した子供が18歳になったときに読んでほしい手紙の封筒に、子供が18歳になる年として"2042年"と書いていたのも強烈だった。途方もない時間が、彼女たちの前に待っているような、そんな気がした。
4.5
ドキドキするバイクの二人乗り

母に捨てられ出産を控える女性。里親に出すことを決めたがアルコール依存だった母に止められる女性。彼氏が認知してくれず母親にお金を借りる女性。幸せそうな夫婦だが事情がある女性。

未成年の出産は『JUNO』などなど様々つくられてきたわけですが、今作は群像劇にすることで個別の事情に焦点を当てているという強みと、その整理力が目を見張る。

今までは妊娠した個人と相手に向けられる世間の目をドラマ的に描いたり、宗教的に禁じられた出産の話が多かったように思いますが、今作は1人で産むことへの不安とそのサポート施設、さらに生まれてからの暮らしにまで目が向いていて非常に網羅的。それでいて出産などを映さない大胆な飛躍で飽きさせず新鮮でいて短時間に収まっている。

未成年の出産をサポートする施設がちゃんとあるということが紹介されているのも素晴らしいし、それでいて母親になることで直面する母親との関係も深く掘られていて感動。
男性にも目を向けろという指摘はあるかもしれないが、それはまた別の映画になってしまうし現実問題として1人で福祉の力を借りて生きるための手段を映画的に落とし込んだ点がこの作品の素晴らしい点だと思う。
mis
4.0
流石のダルデンヌ兄弟、力強い。何度も見た事のあるテーマではあるが、一人一人それぞれ異なる背景を持つ若い母親のストーリーが存在感があり、ただ色んな人種を集めました、だけではない。

近距離撮影で映される悲しいというか絶望のその目には、サバイバル精神のようなものも感じられた。

ベルギーのLiegeという綺麗なエリアと貧しいエリアが交差する街もリアルさを演出…