映画ネズミ

チャーリーズ・エンジェルの映画ネズミのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)
4.7
向いている人:①楽しい映画が見たい人
       ②美女が出てくる映画が見たい人

 イェーイ! きました、チャーリーズ・エンジェルです! リブート版の配信が始まったので、復習がてら見てみました!

 名探偵チャーリーのもとで働く「エンジェル」ことディラン、ナタリー、アレックスのもとに、チャーリーから指令が下される。ソフト会社の創設者ノックスが誘拐されたという。そこで、3人は以前にノックスに買収話を持ちかけたコーウィンの会社に潜入する。

 監督はマックG。ミュージックビデオ出身の監督って、数えてみると結構多いですよ。古くはラッセル・マルケイやトニー・スコット、今ではザック・スナイダー、デヴィッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズ、マイケル・ベイなどがいますね。

 マックG先生もこうした監督たちの一員なんですが、皆さんの特徴は、とにかく映像と音楽へのこだわりがスゴイということですね。古くはトニー・スコットの『トップガン』のアクションシーンとかです。それこそまるでミュージックビデオのように撮ります。映像で語る芸術である映画にはピッタリの才能とも言えます(もちろん、映像だけ良くてお話ボロボロという映画もあります)。

 この『チャーリーズ・エンジェル』、理屈そっちのけで、ノリとテンションで持って行くタイプの映画なので、細かいことは気にしないのがおススメです。

 仮装して、いろんなところに潜入して、アクションして、仮装して、潜入して、アクションしての繰り返し。さらにタイプの違う3人の美女(キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー)にかわるがわる見せ場があって、全く退屈しません!

 3人の美女は優秀なので、潜入してお宝をゲットする過程は、ほぼノーストレスです。『ミッション:インポッシブル』よりは、『オーシャンズ』シリーズに近いかもしれません。いかに鮮やかにミッションを達成するかがポイントです!

 アクションシーンも素晴らしいです。『ターミネーター4』でも、この人のアクションシーンのテンションの上がり方は素晴らしいです。アクションもバイオレントなものではなく、スローモーションとワイヤーアクションを使った格闘シーンがメインなので、悲惨な感じはありません。

 私の好きなシーンは、最初に容疑者の会社に潜入する一連の場面。潜入に必要なカードキーを入手するところからしてもうバカ、潜入方法もバカ(笑)。最高です。「バラクーダ」の曲はアガります!

 ほかに私が大好きなのは、この映画のタイトル・シーケンスです。『007』シリーズ、『セブン』、『ウォッチメン』、『パルプ・フィクション』、『サイコ』と、タイトルシーンがスゴイ映画はたくさんありますが、私は、『チャーリーズ・エンジェル』が断トツで大好きです!(胸を張って)
 超アガるテーマ曲にのせて次々とエンジェルたちの活躍映像が映し出されて、ハンパなくテンションが上がります!

 悪役には、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティのお父さんが!! ビックリ……。こんな役でいいのかアンタ……。

 何よりいいのが、出ている人みんなが楽しそうに演じていることですね。出ている人が楽しそうだと、見ているこっちも楽しくなります!

 映画に「楽しさ」を求めるなら真っ先に見るべき『チャーリーズ・エンジェル』。ぜひどうぞ!!
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