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金子文子 何が私をこうさせたかの作品紹介

金子文子 何が私をこうさせたかのあらすじ

1923年9月、朝鮮人の虚無主義者/民族主義者の朴烈と共に検束され、1926年3月、大逆罪で死刑判決を受けた金子文子。恩赦で無期に減刑され、栃木女子刑務所に送られたが、7月23日、独房で自死した。没年23歳。金子文子は、なぜ死んだのか?大審院の死刑判決の後、栃木女子刑務所で自死するまで何があったのか。本作は、残された生の声を伝える短歌をもとに、これまで空白であった死刑判決から自死に至る121日間の、文子のたったひとりの闘いを描く。

金子文子 何が私をこうさせたかの監督

浜野佐知

原題
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
121分
ジャンル
ドラマ歴史伝記
配給会社
旦々舎

『金子文子 何が私をこうさせたか』に投稿された感想・評価

4.0
大正天皇と皇太子の暗殺計画を企てた疑いで、大逆罪で死刑判決を受けた金子文子であったが、天皇の慈悲で無期懲役に減刑されたが、文子はそれを納得できずにいた

・事件自体知らなかった
・時代のせいか生まれ持ったものか

キーワード
金子文子、詩、刑務所
月
3.7
浜野佐知監督(「雪子さんの足音」)

金子文子:菜葉菜
文子の朝鮮の祖母:吉行和子
朴烈:小林且弥
立松懐清三浦誠己
片山和里子:洞口依子
ほか

約100年前に日本の国家権力に全力で抗った虚無主義者・無政府主義者の金子文子を主人公に、死刑判決から獄中での自死に至るまでの121日間を描いた伝記ドラマ
(2026年公開 121分)

こういう人が実在してましたよ〜!
という広報作品としては及第点✨

映画作品としては正直、微妙〜💦
というのが率直な感想です

「彼女の孤独な闘いを描き出す」
という宣伝文句でしたが
彼女が
「人は皆平等である」
という、当たり前のことを主張していたことを
もっと丁寧に描写してほしかったな

でも、金子文子の生の声を伝える短歌をちょいちょい紹介してくれたのは嬉しかったです✨

物語は
1903年に生まれた金子文子は、父親が出生届を出さなかったため「無籍者」として育ち、9歳の時に朝鮮半島で暮らす祖母と叔母の家に引き取られた
植民地である朝鮮の村人たちを搾取する祖母一家から奴隷同然の虐待を受け、1919年には朝鮮の三・一独立運動を目撃
16歳で山梨の母の実家に戻され、その後東京で苦学した文子は、思想的にはキリスト教から社会主義、無政府主義を経て虚無主義にたどり着いた
やがて彼女は、朝鮮で独立運動に身を投じ日本に逃れて来た朴烈と出会い…
と続きます

彼女のバックボーン描写が薄かったこと、と
この時代の「罪」の表現が乏しかったこと
が残念です

この2つの描写、表現が薄かったために
金子文子が、単に意固地な、
「爆弾テロを企てた女」に成り下がっていたのでは…
と思いました💦

この後、
世界大戦の中心へと突入する大日本帝国の罪
その一端が描かれるべき作品だったと思います

そんな骨太作品を期待して鑑賞しに行ったので、個人的には肩透かしをくらった気分ではありましたが
この時代に
平等と命の尊厳を求めて、獄中で闘い、自ら散っていった女性がいたことを知る
そんな導入作品として
ご鑑賞になられてみてはいかがでしょうか✨


26-151-079
桃龍
4.0
若松孝二監督が作った狭いが深いミニシアター・シネマスコーレが、なんと今月からネット予約できるようになった。デジタル化に拍手!
その最初にこの力作を、若松プロ出身の浜野佐知監督と主演の菜葉菜さんの舞台挨拶つきで見れてラッキー。ネットであまり埋まってなかったのは、まだ知らなくて当日に並んだ人が多かったのだろう。ぎっしり満席だった。

数年前、『金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』という韓国映画を見た私は、いい作品だと思った。
しかし、文子の獄中手記を読んでいた浜野監督は怒り「こんなの金子文子じゃねぇ!没後百年に文子を蘇らせる」と本作を撮った。そのとおり、韓国版が冬ソナに思える。

実際ご本人は後期高齢者とは思えないほどエネルギッシュ。シネマスコーレの坪井さんは「女若松が来た」と恐れていた。
浜野監督は助監督時代、若松監督に「帰れ」「死ね」「生理があるから汚くてカチンコなんか触らせねぇ」などと言われながら耐え、根性だけはあるという。ポルノ映画を300本以上も撮ったあと、一般映画を撮っている。

そんな菜葉菜さんは監督と5分で意気投合し、主演3作目。
しかしクランクイン直前「20年やってきたが、この作品は自信がない」と監督に言う。すると監督に「私よ私!金子文子は浜野佐知」と返されて吹っ切れた。まさに3人が一体となった演技。「劇中の万年筆はバトンです。皆さんも繋いでください」と言っていた。

撮影監督も若松プロ出身で、監督とは50年。松本が美しい。
惜しくも去年なくなった吉行和子さんは監督の全作品に出ていて、この撮影時もかなり弱っておられたが、カメラの前では別人に変わったという。

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