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ザッツ・エンタテインメントのtottsunのレビュー・感想・評価

4.0
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「ザッツ・エンタテインメント」
かつてハリウッド最大手として知られ、ミュージカル映画では他社の追随を許さなかったメトロ・ゴールドウィン・メイヤー社が、創立50周年を記念して1974年に製作した、ミュージカル作品のアンソロジー映画。
以前から、いつか、いつかと言わんばかりにU-NEXTのマイリストに入れていたけど…何となく時が流れてしまった。
それが最近、テアトルクラシックスACT.1の企画にて往年の名作ミュージカルを連日鑑賞しているから、「今観ないでいつ観るのか!?」と自身で奮起させて鑑賞。
ミュージカル映画の歴史に触れつつ、MGMの栄枯盛衰もちゃんと焦点を当て描かれていて、ミュージカル好きだと自分で思っている人間としてはとても興味深ったし面白かった。
噂のジーン・ケリーとフレッド・アステアがお互いの出演作品を紹介したり、ライザ・ミネリが自身の母であるジュディ・ガーランドの作品について説明しているシーンは特に前のめりになって鑑賞した。
こういう作品たちって古い映画ゆえ、なかなか鑑賞する方法が無かったりして困っているのに、更に気になる作品がありすぎてとりあえずフィルマークスの見たいものリストに片っ端から入れてみた。
今作はミュージカルを好きな人が、より詳しくなるために覗く世界のための作品だと思う。
個人的には、ド直球の王道だけど「雨に唄えば」が本当に好き。
先日鑑賞したばかりの「若草の頃」もフィーチャーされてて嬉しかった。
最後の最後でMGMとしてのマスターピースは「巴里のアメリカ人」と聞いてちょっと驚いたけど…
(テアトルクラシックスで2週目にやってたみたいけど…前見たことあるからとスルーしてしまった自分を反省。映画館で観たら何か変わったのかな。)
私的には☆☆☆☆かな。
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