第21回大阪アジアン映画祭コンペ。これはなかなか良かった。共依存と絶対に報われない恋を描いた痛ましいガールズムービー。自分よりもアクティブでちょっと悪いことにも手を出している先輩に、憧れを抱いて慕いながら、同時に劣等感も感じる。若さ特有の感情。忘れかけてたけど、それに近いものがわたしも確かにあった気がする。幼少期から思春期の出来事って、ノスタルジックに描くことは大人になってもできるけど、その時にだけ持ち得た感情を映画の画面に刻むことができるのってある種の才能だと思う。相米慎二はそこが凄い。本作も、大人になれば忘れてしまう情動が画面を支配している映画で素晴らしいと思った。

『ワン・ガール・インフィニット』第21回大阪アジアン映画祭。中国 長沙での10代の二人の少女の愛と生き様。監督が主演もしたパーソナルな作品で、辛く切実な思いが爆発している。あまりにエモーショナルなシーンが続いてややしんどいのと、廻りの人物はだいぶ類型化されていた。

シェーン・エインズワース撮影監督が木津毅さん司会のQ＆Aで登壇。初々しい感じで解答され、ルックがアメリカ風なことも納得。 また、大御所の脚本家 エリック・ロスがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねているが、監督の脚本の師匠であるとのこと。

中華版ゴーストワールド的な
全然可愛くない二人、なのに、だんだんあのしかめ面の方は途中から可愛く思えてきちゃったな（依存的すぎんだろと思いつつ応援しそうになる）
けっこうギャグセンあるね
恋って盲目だしまわりから見たら醜くて愚かしいですね
本作にはふたつのやじるしがありましたね、女→女、女→男
シンガポールの華人ってハイソしかいなそうなイメージあるがヤク中のトー横キッズみたいのもいるのね……（→これは間違い、製作はシンガポールだけど、舞台は中国の街だそうです）