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Orphan(英題)
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『Orphan(英題)』に投稿された感想・評価

[ハンガリー、ある"見捨てられた"少年の物語] 60点

2025年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。2026年アカデミー国際長編映画賞ハンガリー代表。ネメシュ・ラースロー長編三作目。ハンガリー映画史を代表する映画監督でもある父親イェレシュ・アンドラーシュ(1945年生まれ)が1950年代のブダペストで経験したことを基に製作された。監督は『関心領域』がオスカーを受賞した際のジョナサン・グレイザーのスピーチを批判していたので、かなり失望した監督の一人だが、その後の続報はない。イスラエル関連会社へのボイコットの署名には参加しておらず、ガーディアン紙が個別に連絡しても回答はなく、ボイコット署名への反対署名にも名前はなかった。物語は1949年、孤児院で暮らすアンドラーシュが母親に引き取られるところから始まる。彼の父親は1944年に収容所へ送られ、妊娠中だった母親クラーラは隠れてアンドラーシュを産んで孤児院に預け、4年後に引き取りに来たのだった。時は流れて1957年(ハンガリー動乱の翌年)、12歳のアンドールは不安定な社会の中で苦しみながら生きている。いまだに戻らない父親を神格化して帰りを待ちながら、母親との関係は微妙なままで、戦時中に彼女を匿っていたミハーイという男が現れて"実の父親だ"と言い始め、彼は混乱するばかり。唯一の親友シャーリは、兄トマーシュが動乱に加担して地下で逃げている最中で、問題児アンドールの手綱を握る余裕はない…云々。劇場のチケット売り場で働いていたという父親はアンドールの中で神格化され、彼の遺した売れ残りのチケットを入れたケースを大事に持ち歩き、アパートの地下にあるボイラーを父親に見立てて語り掛けている。ユダヤ人であるアンドールは同級生からも警察からもソ連兵からも嫌がらせを受け、心の拠り所は同じユダヤ人のシャーリだけなのだ。クラーラとシャーリの母エルザは仲が良く、かつてエルザが所有していた食料品店で働いている。この店は既に傲慢なスターリン主義者に奪われてしまった。エルザの父親は戻ってきたが車椅子での生活を余儀なくされ、言葉もほぼ発さない。そんな状況の中にいるので、トマーシュの存在がアンドールの中で理想化された父親と一部重なり、援助に前向きなのは理解できることだろう。

そこに現れたのがミハーイである。クラーラとしてはあまり歓迎していなかったが、今後の生活を考えると党の要職者とも繋がりの深いミハーイと再婚するのは無視できない選択肢の一つである…というクラーラ側の思惑は理解できるし、そこにアンドールが反発するのも理解できるのだが、ミハーイが"お前は俺の息子だ!"とアンドールに言い続けて悪役ムーヴをし続けるのは理解に苦しむ。ミハーイ側にクラーラと再婚するメリットがなさすぎるように見えるので、アンドールをそこまでして支配下に置かないといけない状況には見えない。あまりに記号的な存在なのだ。

DPは前二作と同じエルデーイ・マーチャーシュだが、これまでの執拗な長回しから撮り方をガラリと変えている。なにかから覗き込むようなショットや後光が差しているようなショットが多く含まれ、どこか父親の視点を共有しているかのような気もするが、作家性としての長回しにわざと拘っても良かったのではとも思う。
Shaw
3.1
tiff #2 監督同席
ネメシュ・ラースロー最新作は『サウルの息子』の鮮烈さを完全に失ったダルいドラマだった。何せ上がり下がりがなくずっとローキーで、最悪ではないけど良い気はしない展開が2時間超続くため面白くない。戦争によって子供が被るアイデンティティの危機の話。ダラダラと長い割に煮え切らないところも多い。残念。
キツすぎるステップファーザー

1947年父が亡くなり孤児となっていたが母に見つけられる。1953年、女友達と遊んでいると銃を見つける。ある日母の彼氏が現れて…

『サウルの息子』の監督。超近接のボカシはそのままに、オープニングで多用される額縁構図が印象的。全篇内容も画面も暗いのだが、それを照らす懐中電灯や観覧車が意味深。

英雄だと思ってた父ちゃんじゃなくて、ようわからん肉屋がいきなり父親と言われて戸惑うのはわかるけど、いくらなんでもやりすぎ。肉屋が主人公でもいいくらい立派。

メーデーで赤い風船がたくさん飛んでいて、あれはどういう意図だったのだろう。