ひらり

お引越しのひらりのネタバレレビュー・内容・結末

お引越し(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大人が思ってる以上に両親が離婚するかもしれないとレンコが抱える問題は大きい。
大人の事情に振り回され家でも学校でもざわつくレンコ。

どうしょうもない親。母親の勝手な憲法。
家族との感情の衝突が激しい、容赦ない!父と母の葛藤も伝わる。
「わかんないうちに変わってくなんて変やな」
「わからんでもいい 決別や」
レンコの発する言葉がグサグサ心に突き刺さる。

レンコがか抱える問題をレンコ自身が解決するしかない。
竹林を彷徨い歩き、ずっと歩き続けた先に待っていたのは今までの自分と決別。新たな自分へお引越し。
乗り越えた先で発する感情理解できる。

凄い作品だった。感情の描写が巧み
レンコの写真を燃やそうとする火
理科の実験のアルコールランプの炎
火まつりの炎🔥松明
琵琶湖の入り水による鎮火

田畑智子を見出した監督の目
初出演であれだけの演技をしてしまう田畑智子凄まじい!
ひらり

ひらり