映画ネズミ

星を追う子どもの映画ネズミのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
3.5
※このレビューは【ミニサイズ】です。

この映画はこういう人に向いています:
①異世界に行く冒険を描いた映画が好きな人
②新海誠作品がそれほど好きではない人

 皆さん、お久しぶりです。クリスマスから実に半年ぶりのレビューになります。半年間、コメント及びいいね!をくださった皆様、ありがとうございました。

 今回から、比較的短く、気軽に投稿する【ミニサイズ】のカテゴリーを設けることにしました。今回は『星を追う子ども』です。

 太陽、星、空(時々ヘリコプターのライトの光)がとてもきれいでした。特に、序盤アスナとシュンが夕焼けの中ラジオを聴く場面の夕焼けの空はうっとりするほど美しいです。

 新海作品の魅力は「こぢんまりした話」にあると思うんですけど、今回はエンタメ方向に振り切ったというか、ジブリオマージュに溢れた異世界冒険活劇になっていて、目にも楽しい作品でした。のちの大ヒット作『君の名は。』へつながる挑戦作だと思います。

 オマージュされているジブリ作品は『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』と枚挙にいとまがないですが、ジブリ作品に似ている場面を探すのも楽しいです。結構そのまんま再現している場面も多いので、「あっ、これがやりたかったんだな~」と好感が持てます。

 前作『秒速5センチメートル』とはだいぶ毛色の違う作品になっているので、新海誠作品が大好きな人よりも、むしろそれほどお好きでない人におススメかもしれません。

 今日は、ここまで(feat.『ビューティ・インサイド』。今後も続けます。)。
映画ネズミ

映画ネズミ