チッコーネ

迷宮の女のチッコーネのレビュー・感想・評価

迷宮の女(2003年製作の映画)
3.2
三人称の、突然の変化から「そう来たか」と驚かされる、意外な結末の仏産サスペンス。
多重人格の連続殺人犯と、その鑑定に翻弄される人々の姿を描く。
モチーフに用いられたギリシャ神話の怪物・ミノタウロスが、物語に深みを与えていた。
ロングショットの少ない撮影で、特に高さを感じさせる場面はほとんどない…、このためテレビドラマのように観える瞬間も多々。